なんかもうだめだなあ、というときは部屋で穏やかに穏やかに過ごす。気が向いたら本を読んだり、それが嫌になったら映画を見たり、音楽が聴きたければ音楽を聴く。それでもだめなら、ただ、ざわざわした心の有り様を静かに丁寧に認識して、気分が落ち着くのを待つ。それでもだめなら、大抵の場合、体や顔や歯が汚かったりしているはずだから、シャワーを浴びて髭を剃って歯を磨く。体を動かしながら自分が少しずつ清潔になっていく過程で、ちょっと気分が明るくなってくる。それが終わったあと、ちょっと体が疲れて眠たくなっていたら昼寝をする。清潔な状態で昼寝をするのは最高に気持ちが良いです。昼寝に限らず、清潔な状態になってから寝るというのはいいものだと最近になって気がついた。規則正しい生活というのは、社会的に正しいという以上に、精神的に正しいという側面があるのかもしれないことを、こんなにも気分が落ち込むようになってからようやく分かってきた。ここまで実感した上で、規則正しい生活を実践した日には、なんだか自分が真っ当な人間であるように思えてきて、それが精神的な支えになったりもする。昼寝も済んでだんだん調子が出てきたら、コンタクトレンズを入れる。視界が鮮明になるので、さらに調子が出てくる。このときまでには完全に活動的人間になっているので、もう大丈夫です。問題ない!

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