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定員オーバー

この地上に誰か一人でも 苦しんでいる者あらば いまここにある幸福も すべて水の泡 天国は反対意見を 受け入れるだろうか? いえ 彼らは自分さえ良ければ それでいいらしい 地下にいる人々の叫び声 天上までは届かない このドアは一部の人間にしか 開きませんとも ほら 押しても引いても びくともしません だって このパーティー会場 あんまり人が入ると 重さで落っこちてしまい ますからね
ユングの「 タイプ論 」にはまってしまった。 https://www.idrlabs.com/jp/cognitive-function/45-77-36-49-27-24-61-44/result.php というのも、その結果が「自分は隠れた大人物なのでは!?」と思わせてくれるからなのですが…… 知ってます! 人間は自分に都合の良い理屈を選んで、自分ではその不公平さを意識せず、自己弁護と正当化に汲々とするのです。

洞窟の中で

あまりにも長い間 洞窟の中に引きこもっていたために 声の出し方を忘れてしまった 文字ならよく分かるのだけど 空気を上手に震わすことが わたしにはとうてい 外の世界は平穏無事でも 心の内は嵐も嵐 たえず銃声の音がする その逆もまた然り ドアがノックされても わたしは知らないふりをする それは怖いから 外に出るのが怖いから 洞窟の外は燦々たる太陽 大自然 さぞ美しい所でしょうが! それに比べてここは 暗くて何も見えない 湿っぽい だからもういっそ 偉大なる海の中へ飛びこもうと そこにはわたしにないもののすべてが 渾然一体 溶けこんでいる わたしはそこにいるお魚を 絶対につかまえてやる かわいいやつを
野獣と言えども愛する女性の前では骨抜き これはいつの世も変わらぬ物語 美しい心は精神の大陸を征服する 力の支配など役には立たぬ 君主と言えども愛する女性は怖いもの 女王さまには忠誠を誓う これは繰り返し語られる物語
 第一に、強い大きなものに立ち向かうためにはゲリラ的でなければならない、テロリズム的でなければならない。第二に、物質(外の世界)にあるものは、精神(内の世界)にもある。したがって、精神的ゲリラ活動 あるいは 精神的テロ行為 というものがある。強い大きなものは人目につくところを占拠して幅を利かせているかもしれないが、われわれ(誰?)はいつも草むらの陰に隠れており、ここぞというときに現れて一発お見舞いする、相手の心に種子を投げ入れる。謙虚な愛は恐ろしい力であり、それを行使すれば、全世界を征服することも可能である。

考える女性

部屋を行ったり来たりする女性 うつむき加減 腕を組んで 唇をきゅっと結ぶ とてもしっかり考え中 彼女の精神はいま はるか天空を懸命に羽ばたいている 邪魔をしてはいけない