いろんなことを言っているけれど、根底ではいつも、わからない! わからないん、だ! と叫んでいる。僕が人前で自分の考えを話すようなとき、このわからなさを、できるだけ前面に押し出したい。う〜ん、って唸りながら、しどろもどろになりながら、丁寧に言葉を選びながら、これは僕の解釈でしかないとかなんとか前置きしながら、自分の発言が相手にとってどれほどの価値があるんだろうか、と悩みながら、こう思う、こう考えたことがある、と言いたい。(しかし、この釈然としない態度を見て、僕をなめてもらっちゃあ困る!) これは、子ども相手でもそうであるし、むしろ、子ども相手でこそそうでありたい。人によっては、歯切れの悪さにイライラするのかもしれないし、ズバッとわかった感じで言ったほうがかっこいいのかもしれないけれど、これは僕の強い思想である。わからないです。はっきり言いあげて片付けられるものなんて、なにもない。何事に対しても、わかることなんて一切できない。であるならば、わかることをしゃべるんではない。わからないなりにしゃべる。それしかないだろう。(ま、どうやらわかっているらしい人にぐいぐい来られると、こっちもムキになりますけれどね! そういえば昨日しゃべり方を褒められたナ、嬉しい。)
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