青少年の唄

少年ははつらつとしている
口から ことば
体の うごき
それらすべてが率直で
隠すべきものなにひとつなく
全身がひとつの心のよう
瞳は好奇心に燃えていて
じっとしていることができない

青年は黙りこくっている
ひとつ 彼が黙るたび
ひとつ ひそかに心を燃やす
それは誰にも気づかれない
ひそかに彼は燃えている
ひとり静かに燃えていて
いつか全身をひとつの心にするときまで
それは誰にも気づかれない