高校時代、僕は陸上部に所属しており、関東大会(厳密には北関東大会だが)に出場できるくらいには足が速く、部長も務め(ほとんど仕事はしていなかったがみんなが助けてくれた)、自由な性格で(部室ではよく歌を歌った)、人から好かれていた(間違いないと思う)のにも関わらず、女子とはうまく話すことができなかった。なぜだろう…

トラウマ(と言うほどのものではないのかもしれないが)があるとき、考えることそのものの意味があまりなくなる。トラウマというのは悪魔みたいなもので、僕に「お前がどんなにたくさん考えようが、それらは実際にある物事のほんの一部を見ているにすぎない」と言ってくるわけである。トラウマとは、不確定要素のことである(?)

きっとこの悪魔が(僕だけではなく)みんなの心にも住みついているから、さらに物事は複雑になっていき、さらに僕たちは悪魔の思うつぼにはまっていくのだろう。そうとしか思えないし、そうであるならばみんなで力を合わせればいいのである。みんながんばってください(『戦場のボーイズ・ライフ』を聴きながら)。