まだ仲良くなっていない子どもに話しかけるとき、僕は(子ども相手であろうと)緊張しているし、どうしても最初は敬語を使ってしまうし、上司に「もっと明るく!」と言われるくらいには無愛想なのだが、あまりそういうこととは関係なしに子どもは僕を「いい人だ!」認定してくれる。「いい人だ!」認定されると向こうから話しかけてくれるようになる。すごい。仲良くなった子どもとは目があうだけですでに楽しい。ふだん僕をばかにしてくる中三男子に「先生は先生という感じではない。おもしろい。先生みたいな先生に会ったことがない」という(たぶん)褒め言葉をいただいた。小学生はときどき意味の分からないことを言うので、僕も負けじと意味の分からないことを言うようにしているのだが、だいたいスルーされる。おもしろい。