昼寝をして起きたあと、あまりのさみしさ(というかつらさ)に絶句して、どうしたらいいか分からなくなってしまった。すべてのことを悲観的に考えた。何もうまくいかないし、うまくいっていると思っているものはすべて自分の思い込みなのだろう、という考えが頭から離れなかった。夢が悪いのかもしれないけれど、まったく思い出せない。(時間が経てばだんだんと回復する。なのでいまはだいぶ平気である。)

恐ろしいのは、こちらの考え方ひとつで、世界の見え方ががらりと変わってしまうことである。どんなに人から好かれていて、どんなに人と仲良くしてきた場合であっても、それらを信じることができなくなり、虚しさや儚さにばかり目がいってしまう。しかもそれは一時的なもの(脳みそのバグみたいなもの)であると分かっているのに、気持ちを保つことができないのである。

悲観的になるとき「こっちが本当だ(現実だ)」という思いを抱くようになる。これまでの元気はすべて空元気だったのかもしれない、どうやら僕はむりやり気持ちを明るく保っていたらしい、と本気で思ってしまうのである(実際いくらかはそうなのだろうが)。

空元気はよくないし、悲観的になるのも間違っていて、ではどういう心の持ちようが正しいのか、それを知っておかなければならない。それが分からなければ、自分がいま大丈夫かどうかの判断ができないのである。心の持ちようをチェックするための客観的な指標があるといい(考え中)。