人の悪口を言うのではなく、自分の苦しみ(とか悲しみ)について語ろうとしなければ。誰かに対する憎悪や非難はなるべく抑え(それはときどき難しいのだけれど)、自分がどういうことで苦しんでいるのかということだけに焦点をしぼり、考えたり話したりしなければいけない。もし仮に誰も悪くなかったとしても、人は苦しんだりするし、自分の苦しみを誰かに打ち明けることによってはじめて、人はそれに耐えることができるのである(負の感情を自分ひとりで抱えていることはできない)。