だれと仲良くするかを決めること、だれを助ける代わりにだれを見捨てるかを考えること、私たちが「人を選ぶ」ということ、これらはすべてまったく褒められたことではない。自分の欲求をおし通すため、こういったことは美徳であると言いくるめるさまざまな説明が、世間にあふれてはいるけれど、それらは自分の良心が痛まないようにする工夫でしかない。いつどこでどんな人が自分の目の前に現れるかは分からない。私たちは心の中にどんな人のための場所も用意しておく必要があるだろう(あるいは、せめてその努力くらいは)。

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