わたしが神さまを持ち出して何かを語るときでも、わたしは神の存在を疑う余地のない事実と見なしているわけではない。神さまが存在することの十分な証拠はこの世界のどこにもない。だが、ほんの試しに、神さまは存在すると仮定してみると、この世界の(全範囲ではないまでも)けっこう広い範囲を説明できるようになる。それ自体が驚くべきことである。たとえ神さまは存在しないとしても、神さまが存在すると仮定すれば、多くのことを説明できるようになる。

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