自と他の隔たりからエゴが生じる。わたしが殴られるとき、わたしは痛みを感じるが、ほかの人は痛みを感じない。痛みを感じるのはわたし一人である。死も同じ。死ぬときはいつも一人である。わたしが死ぬとき誰かもまた死ぬ、ということはないし、わたしの中の一部が死に残りは生きている、ということもない。エゴの起源は、自と他のこの恐ろしい隔たりである。

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